新作 三木仁兵衛と水戸黄門 | 三木ライオンズクラブ

新作 三木仁兵衛と水戸黄門

        花丸進之助一座の新作「三木仁兵衛と水戸黄門」

大型紙芝居の新作「三木仁兵衛と水戸黄門」の前半部分を動画にしました。
ご覧下さい。

今回の新作に携わった花丸進之助一座のメンバーと三条杜夫先生です。

仁兵衛06

 国民的人気者の「水戸黄門–徳川光圀」。その黄門様の命の恩人であり、育ての親であった三木仁兵衛が三木市と浅からぬ縁のある人物だったと、三木が誇る郷土史家、故福本錦嶺氏の調書中にある別所家の系図で三木仁兵衛という人物を初めて知りました。
 物語では、徳川家康の十一番目の子どもで、二十五万石の初代水戸藩主、徳川頼房が正室、側室も居ながら女中の谷久子をことのほか可愛がり子どもを宿します。家臣の三木仁兵衛に「女の子なれば生かして、男児なれば死産せよ」と申しつけます。男児が生まれた為、仁兵衛は密かに我が子として育てるのですが・・・
 頼房はのちに正室の子、頼重を讃岐高松藩の城主にし、側室の子頼元には磐城守山で松平家を興させ、頼隆も常陸府中の松平家を継がせます。肝心の水戸藩には跡目を継ぐ者がいなくなってしまい、久子の子どもを死産させた事を後悔するのですが、三木仁兵衛が自分の子として密かに育ててきた久子と頼房の子、長丸を頼房に返します。 
 この長丸が千代松と改め九歳で元服し将軍徳川家光の「光」の一字を貰って光圀と名を改め活躍をする物語で、三木城主別所長治の叔父にあたる別所安之の子「三木仁兵衛」が光圀を世に送りだす三木の歴史を紹介する物語でもあります。
 私たち三木ライオンズクラブ花丸進之助一座はこの大型紙芝居で三作目です。「二人の義民」大西与左衛門と岡村源兵衛の物語、「永代赦免地の陰に咲いた絆の花」、三木大塚の菅原宗賢の物語と今回の新作「三木仁兵衛と水戸黄門」。どれも三木の史実に基づいた物語です。仁兵衛02
二兵衛01仁兵衛03 

 これからも花丸進之助一座は市民の皆さんのお役に立ちたいと思いま-す。

今度の新作作成にあたりお世話になりました方々は

作・演出    三条杜夫先生
絵       石田安夫先生
音  楽    高丘祥平先生
スタジオ    FMみっきいスタッフの皆さん
出  演    三木ライオンズクラブ

 次回は大型紙芝居制作予定「三木のかじや物語」で三木を紹介したいと思います。
 お楽しみに!