2016年 7月

200px-Bank_of_Japan_2010※お金の秘密・打ち出の小槌物語1

あるがままの世界を知る必要があります。さてこの世界、物質的にはお金で動いているという実態には誰しもが同意するでしょう。そして人々の苦悩のほとんどは実際のところお金にまつわるものだと言うことも・・・。人々はどうやってお金を手に入れて蓄積できるかと多くの時間、思いを巡らし苦心します。書店にはそのための本も多く並んでいます。しかし根本であるお金、そのものは一体「それは何」でしょうか?この本質の議論はされないし、教える本も目にしません。これから記す内容はある意味世界最大の秘密と言って良いかもしれません。知ってみれば得心し何という事もないのですが、知らないと金輪際分からないよう巧みに秘匿されたものでもあります。

打ち出の小槌はあるのか?  

日本の昔話、おとぎ話に、「打ち出の小槌」がたびたび出てきます。振れば何でも願望が叶う。何もないところからお金が出てくる夢の魔法アイテムです。さて質問です。1,打ち出の小槌は現実の世界にあるといったらあなたは、信じますか?否か?  2,打ち出の小槌があり、あなたが偶然それを手にしたらあなたはどうされますか? a誰にも内緒にしてこっそり使用する。 b便利なものだから公表してみんなで使用する。

いかがでしょうか?先に答えを示します。質問1,何もないところから振るだけでお金を生みだす打ち出の小槌は確かにあります。信じられないかもしれませんが事実です。毎日振られてお金が生みだされています。驚愕でしょうが全てのお金はこれで生みだされていると言っても過言ではありません。名前もあります。小槌を振るうのを「信用創造」、打ち出の小槌そのものを「信用創造権」といいます。「そんなバカな!なぜそれがおおっぴらにならない?」そう思われるかもしれません。その答えは質問2,です。小槌を手にしたものは秘密にしてそうと解らないよう使用しませんか?

ともあれ、お金とは一体誰がどのように生みだす(発行する)のかを知る必要があるようです。「信用創造権」は別名「通貨発行権」です。通貨の発行?いうまでもない絶対的権限権力です。この打ち出の小槌の所有者とは?

通貨の発行者は?

手元にあるお金を眺めて見て下さい。どう刻印されていますか?十円玉、百円玉等のコインは日本国の刻印ですね。つまり政府が発行したと分かります。しかし、紙幣は?千円札など、どれも日本銀行券と刻印されていますね。日本銀行が日本通貨の円紙幣を発行したことの証明です。莫大な利益が出るはずの紙幣の発行を政府はできていないのです。「政府と日銀、それは同じ事でないの?」こう思われた方、やられています。マスコミの洗脳です。無理もありません。NHKニュースなど必ずこう言います「政府日銀」と。これを聞くと政府と日銀は一体、もしくは政府の公的機能の一つに日銀があると受け取られます。意図的にそう受け取らせているのです。しかし政府と日銀は全く別組織であり、日銀は公的機関でなく民間つまり私有銀行です。嘘と思われる方は直接日銀に電話で問い合わせれば良いでしょう。さらにお金(通貨)とは現金だけではないです。企業間や各種振り込みなど日常お金の取引は通帳で行っていますね。通帳に印字された数字こそがお金です。通帳を発行し印字するのは?言うまでも無く銀行です。通貨の発行者は紛れもなく銀行なのです。その通貨の発行の機能仕組みが「信用創造」です。全ての銀行はその機能にて日々毎日通貨(お金)を生みだしています。打ち出の小槌が振られているのです。

しかし、誤解されてはいけません、信用創造の「機能」と「権限」は別です。銀行は数多くあります。地域の信金、地銀から都銀の支店等々、こういった銀行は全て信用創造機能に基づき活動していますが、その頭取やましてや支店長などに本質権限はありません。全ての銀行を統括するいわばラスボス、それが中央銀行(日本では日銀)です。権限はここです。

前回の「社会奉仕に精進する経済システム」と今回からの「お金の秘密・打ち出の小槌物語」、そしてそれ以降の参考図書を示します。

(参考図書)

・『円の支配者』(リチャードAヴェルナー、「草思社」)。

・『虚構の終焉』(リチャードAヴェルナー、「PHP社」)。

・『資本主義を超えて』(ダダ・マヘンシュヴァラナンダ、「世界思想社」)。

・『世界の半分が飢えるのはなぜ?』(ジャン・ジグレール、『合同出版」)。

 

社会奉仕に精進する」経済システム (ライオンズの誓い「われわれは知性を高め 友愛と相互理解の精神を養い 平和と自由を守り 社会奉仕に 精進する」) 私たちの知っている経済システムは2つ。 ・ 資本主義経済システム ・ 共産主義経済システム これについて「共産主義経済は崩壊し、資本主義が残ったことから資本主義経済システムが正しかったことを歴史事実が証明している。」という説が今日の決まり切った常識となっているように見受けられます。 翻って、果たしてこの常識は本当に正しいのでしょうか? 経済とは「経世済民」、つまり世の中を正し民衆を豊かにする、それ自体が本来「社会奉仕」です。ところが ※ 資本主義経済の現実   ・ 1%対99%以上とも言われる猛烈な格差社会の進行。(貧困者が増加の一途) ・ 地球上の多くの生物種が絶滅や絶滅の危機に瀕し、また砂漠化の進行など著しい自然環境破壊。 貧困者を続々生みだし、生物を絶滅し大切な環境を破壊する経済活動。不幸を生みだし続けている経済システム、私たちはこの資本主義経済システムの上で生活していますが。このシステムが果たして「知性を高め、友愛、相互理解の精神」に基づいた活動といえるのでしょうか?誰の「平和と自由」を守っているのでしょうか?「社会奉仕」に精進しているのでしょうか?皆が豊かに幸せに暮らせる社会が「進歩した社会」であり、逆ならばそれは「退歩」と思えますが・・・。そして現実にこの経済システムは大きく揺らぎきしみ声を上げています。既にプエルトリコが財政破綻。英国のEU離脱、ギリシャ問題等々EU危機は続行中、米国の負債は天文学的・・・、世界経済は崩壊寸前、すでに一部決壊が起きているように見受けられます。ただ多数の方の声はこうでしょう。 しかし、資本主義に問題はあったとしても他に選択肢がないのでは?  ・ ・・※いえ、実はあります。すでに50年前以上に用意されていました。 共産主義でも資本主義でもない経済システム。 それはその実践によって ・ その本人自身の内面、精神性が向上成長する活動。 ・ 地域の自然環境が回復保全できる活動。 ・ 地域の経済活動が活発豊かに成る活動。 ・ 地域のコミュニティが親密豊かになる活動です。 まさに社会奉仕に精進する経済システムです。そして単なる机上の理論ではなく、すでに世界各地での実践例もあります。 P.R.サーカー氏が提唱した「プラウト(日本名:進歩的活用理論)」がそれです。 ウィキペディアの冒頭、次のように紹介されています。 「プラブハット・ランジャン・サーカー(Prabhat Ranjan Sarkar、1921年5月21日 – 1990年10月21日)はインド人の哲学者、思想家、社会改革者、詩人、作曲家、言語学者。同時にタントラ(アナンダ・マルガタントラ)とヨーガの指導者の1人として知られる。」 彼の思想の一端を紹介します。 「人間の尊厳のため教育は無料でなくてはなりません。P.R.サーカー 教育のある人とない人を区別する架空のラインをなくし、不合理な区別を取り払うために人間の尊厳が認められなくてはなりません。世俗の知識と精神的知識は光や空気と同じように無料でなくてはなりません。 流れ続ける湧き水のように社会を活動的な状態に保たなくてはなりません。 それは各人と社会全体の限りないインスピレーションの源泉であるべきです。 既得権を持つ人々は、意図的に搾取された大衆を無知なままにしておこうとします。 なぜなら、それは人間の尊厳を否定するいい言い訳になるからです。経済の分野では、そのような偽善的主張が際立っていて卑劣です。 これらの勉強のできる人々は、勉強のできない人々から、彼らの権利、人間としての尊厳、自尊心を奪い、自分の優越感を発達させます。 同様に先祖伝来の莫大な財産を引き継いだり、他人を欺くことによって莫大な富を蓄積したり、資本の投資などで巨額の財を貯めた富裕者は、光や空気や水のようにこの宇宙の世俗の資源や資産は、すべての人間の共通の財産であることを忘れています。財産は誰か個人の所有物ではないことを忘れています。」 ・民主主義と資本主義は相容れない いかがでしょうか?実はこのサーカー氏の「人間尊厳のため教育(必要で大切な知識・情報)は無料であるべき」との考え方は、民主主義の根幹に関わる事なのです。 「国民が主権者としてそれぞれ選択判断し、その多数決で決定する。」これが民主主義の建前です。正常な制度ではあるのでしょうが、これが正しいものとして成立するには前提条件があります。選択判断する主体である「国民、民衆が正しい正確な知識・情報を共有」していることです。選択判断は持っている知識・情報によってされますから、それが誤ったものならその選択判断もそれに準じます。知識・情報を有し提供する側(既得権益者)が、ある目的を持って意図的に何かを隠蔽し意図的な知識・情報を大量に流したなら、大衆はその方向に流される結果になるのは当然です。こうなると表面上は民主主義、国民主権ということになりますが実質は意図的な知識情報を流す既得権益者によって社会が操作コントロールされることになります。そして世界の現実は残念ながらこの通りになっています。一つだけ具体例を挙げましょう。TPP、これは5,6年前から出された多国間の協定、契約です。契約ですから中身を知らず判子を押せません。それで当初より「国民的議論を巻き起こす」とのことでした。しかし全く中身は開示されないまま、従って当然全く議論にもならないまま、無意味な表面的なかけ声や美辞だけが先行したまま今日に至っています。今年度の国会に出された資料が象徴しています。「のり弁」といわれる黒塗りの資料です。中身の吟味も議論のしようがない全くの秘密です。これが資本主義にもとづいたグローバリズムの姿です。民衆に大切なことを秘匿したまま秘密を保持する少数エリートが全てを決して行くやり方です。実のところ、驚かれるかもしれませんが資本主義と民主主義は相容れないものなのです。資本主義の特徴は大資本に「冨、権力権限、知識・情報」が集中し、それで社会をコントロールするところにあります。このシステムでは資本のない民衆が社会をコントロールするのは実際には無理で、民主主義と資本主義は矛盾するのです。 ・ 秘匿され続けた核心部分 サーカー氏のプラウトは民主主義と全く矛盾しません。その実践で民主主義を進化推進させます。いずれその本質と特長、実践方法を紹介し考察していきたいと思います。しかし、その前に私たちの生活の基盤、経済の根本である「お金」の問題を取り上げたいと思います。私たち民衆は「正しい正確な知識・情報」が開示されないまま今日に至っていると指摘しましたが、これが秘匿され続けた知識・情報の核心部分です。少数者は知っていることですが、ほとんどの大多数は全く知らされていないものです。ここに記していることを含め、そういう方には信じられない話かもしれません。私は全く嘘をついているつもりはありませんが信じていただく必要はありません。むしろ「鵜呑み」にしないでください。そうではなく興味関心を持ちご自身で能動的に真偽を調べて頂けたら幸いです。秘匿され続けた知識・情報を「お金の秘密・打ち出の小槌物語」と名付けまとめてみました。昔のおとぎ話にでてくる「打ち出の小槌」が現代社会に存在しているか?という物語です。

「まっとうな生き方の尊さ」

       2016年度会長 八田 宗晃

 

東日本大震災のあった5年前、当時日本中が不安一色でした。そのような中「未来への提   言」という番組があり、そこである方に教えて頂きました。

「嘘をついたらあかんで、間違ったことをしたら認めて謝らなあかん。」この(誰しもがそうであるかもしれませんが)幼少期に父親に最初に教えてもらったこと、これが「まっとうな生き方」であり、実行している方は誰であれ「尊く」、これこそが未来を築くために不可欠な姿勢であることを。

あれから5年経ち、「今だけ、自分だけ、金だけ」の風潮が強まり様々な分野の劣化を感じるにつけ、「嘘はいけない。過ちは認め謝る。」これが最も大切だと改めてつくづく実感しています。今日の姿勢・取り組みが明日の姿になります。先行きは混沌とする現状ですが、求められる方向は地域主体自立社会だと考えます。私たちは「まっとうな生き方の尊さ」をその姿勢として、三木の地で地域主体自立社会が実現できる一助になれるよう取り組んでいきます。

どうぞ、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。